ブロードリッジ、G7諸国の有価証券を
機関投資家向けトークン化レポに導入

分散型台帳レポが、グローバルな資金調達・担保市場におけるクロスボーダーのアトミック決済と担保モビリティへ拡大

ブロードリッジ・フィナンシャル・ソリューションズ(本社:米国ニューヨーク州、NYSE:BR、以下「ブロードリッジ」)は本日、同社の分散型台帳レポ(以下「DLR」)をグローバルに拡大し、G7諸国の有価証券をネットワークに追加したことを発表しました。これにより、市場参加者は機関投資家規模のソリューションを活用して、国際的なクロスボーダー・レポ取引、イントラデイ・レポ取引、および担保移転をアトミック決済により実行できるようになります。

ブロードリッジのデジタル・イノベーション部門グローバルヘッドのホラシオ・バラカットは、次のように述べています。「トークン化された資金調達・担保市場は、未来の構想ではありません。DLRを通じて、今日すでに大規模に稼働する実証済みの市場インフラです。DLRはすでに、金融機関によるより効率的な担保移動、レポ取引の実行、イントラデイ流動性の管理を支援しています。G7諸国の有価証券をネットワークに加えることで、その価値をグローバルに拡大し、市場参加者に対して、流動性の強化、資本効率の向上、業務上の摩擦の低減を実現する実践的な道筋を提供します」

DLRはすでに、機関投資家規模で市場に確固とした価値を提供しています。2026年8月には、DLRにおけるレポ取引の平均日次処理額は3,510億ドル、月間処理額は7兆4,000億ドルに達し、ネットワーク上では毎日数千件の取引が実行されました。DLRは現在、レポ取引、イントラデイ・レポ取引、担保差入れのためのトークン化された米国債担保をサポートしています。G7諸国の有価証券を追加することで、企業が活用できる適格担保の範囲が拡大し、グローバル市場全体におけるより効果的な資金調達活動を支援します。

既存の取引およびポストトレードのワークフローに組み込まれた実稼働中のソリューションとして、DLRはトークン化された有価証券と現金の同期移転を可能にします。このアトミック決済機能により、決済リスクと業務上の摩擦を低減するとともに、資金調達の柔軟性、高品質担保の活用、流動性および資本管理の最適化を支援します。

G7諸国の有価証券の導入は、グローバル市場のトークン化における大きな前進となります。DLRにより市場参加者は、トークン化された有価証券と現金の移転を単一の連携した取引で同期させ、クロスボーダーのレポおよび担保移転を実行できるようになります。また、市場、通貨、法域をまたいで、流動性へのアクセスや適格証券の資金調達を行うことが可能になります。

その結果、レポ取引、イントラデイ・レポ取引、担保業務はさらに強力に処理され、より迅速かつ確実な決済、担保ポジションの可視性向上、業務負担の軽減、そして必要な場所に金融資源をより柔軟に配分することが可能になります。DLRのネットワーク拡大に伴い、市場参加者は、機関投資家水準のガバナンスと業務管理を維持しながら、市場全体で担保の活用価値と流動性の向上を享受できます。

DLRの市場活動は、ますます可視化されています。レポ取引の額面価額、売買高、取引件数などを含むDLRの集計市場データは、当社と金融データプロバイダーのKaikoとの提携を通じて、Bloomberg Terminalの利用者が閲覧できるようになっています。このデータにより、利用者は、従来の債券市場データと併せて、機関投資家によるオンチェーン・レポ取引の動向をより透明性高く把握できるようになります。

DLRがグローバル市場における担保モビリティを支援

  • クロスボーダー・レポ、イントラデイ・レポ、担保業務に対応する機関投資家水準のネットワーク
  • 有価証券の受け渡しと支払いを同期させるアトミック決済
  • イントラデイ流動性および資金調達管理の効率化
  • ネットワーク全体でG7諸国の有価証券を移転することによる担保活用価値の拡大
  • 流動性、資金調達、担保、資本を最適化するための柔軟性の向上
  • 従来のクロスボーダー・ワークフローにおける業務の複雑性、手作業処理、決済リスクの低減
  • 使い慣れた機関投資家向け取引およびポストトレード・プロセスを通じて提供されるトークン化機能

ブロードリッジのトークン化ソリューションについて

ブロードリッジは、オンチェーンでの議決権行使およびガバナンス、ポストトレード、ウォレット、カストディを含むデジタル資産向けインフラ、ならびに複数のアセットクラスにわたるデジタル資産機能の拡張を支援しています。ブロードリッジのガバナンス・プラットフォームは、発行体上場モデル、米国外で発行されるシンセティック証券、米国内の第三者トークン化株式を含む、あらゆるトークン化証券モデルに対応しています。これにより、資産の構造や保有形態にかかわらず、投資家が同等の権利と保護を受けられるよう支援しています。

ブロードリッジの分散型台帳レポ(DLR)は、実資産のトークン化決済における世界最大規模の機関投資家向けプラットフォームであり、1日当たり3,510億ドル超のトークン化処理を行っています。DLRは、実際の市場運用を通じて、レポ取引、イントラデイ・レポ取引、担保移転、決済およびサービシングのニーズを支援しています。金融サービス業界でトークン化が勢いを増す中、ブロードリッジは、確立された事業規模、市場に関する重要な知見、そして技術的専門性を活かして、従来型とデジタルという2つのエコシステムにまたがる複雑な事業運営に対応しています。

ブロードリッジについて

ブロードリッジ・フィナンシャル・ソリューションズ(NYSE:BR)は、定評のある専門知識と変革を促進する技術で、お客様や金融サービス業界の業務、革新、成長を支援する世界有数のテクノロジー企業です。お客様の投資、ガバナンス、コミュニケーションを強化することで、オペレーショナル・レジリエンスを高め、業績を向上させ、投資家エクスペリエンスを変革します。

ブロードリッジのテクノロジーやオペレーションのプラットフォーム上では、年間80億件以上のコミュニケーションが処理・生成され、全世界で、トークン化資産および従来の証券を合わせて、1日平均18兆ドル超の取引を支えています。S&P 500®指数構成銘柄であるブロードリッジは、世界28カ国で約1万6,000人の社員を擁しており、「働きがいのある会社(Great Place to Work®)」にも認定されています。

ブロードリッジの詳細については、ウェブサイトをご覧ください:www.broadridge.com/jp